マイクの原理と電源


このブログにコンデンサーマイクの電源について調べに来る方が多いようなので、補足する意味でマイクの違いと電源について簡単にまとめておきます。詳しくは、Wikipediaの「マイクロフォン」などを読んでください。

わりとよく使われるマイクには、ダイナミック型、コンデンサー型、エレクトレットコンデンサー型、リボン型などがあります。放送局ではコンデンサー型やリボン型、ライブハウスやステージではダイナミック型、パソコンや携帯電話のマイクなどにはエレクトレットコンデンサー型が良く使われます。代表的なものの特徴をまとめておきました。

ダイナミック型マイク
ムービングコイル型とも呼ばれ、くるくる巻いたコイルと磁石の働きで電気を起こす、発電機と同じ原理。シンプルだけど、コイルは重いので広帯域にするのが難しい。でも、スピーカーと同じ原理なので丈夫で壊れにくい。電源もいらない。ステージで使われるのは大抵これ。
コンデンサー型マイク
対向した電極(コンデンサー構造)に電圧をかけて片方の電極を動かすと、コンデンサーの静電容量が変化して結果として電圧変化が発生する。コイルとは違い小さな金属片でいいので、軽く薄く作れ高域の音もとりやすく性能がいい。軽いということは、壊れやすいということでもある。また、わりと高めの電圧を与える必要があり、ファントム電源と呼ばれる24ボルト、48ボルトくらいの電源が必要。しかも、出力が弱いのでマイクの出口でファントム電源を使って増幅する。(厳密にはインピーダンス変換です)できれば外には持って行きたくない。高いですし。
エレクトレットコンデンサー型マイク
コンデンサーマイクは高い電源が必要で不便なので、かわりに高分子化合物を使う。出力が弱いのは同じなので、増幅する。(いや、だからインピーダンス……)電源は1.5ボルトとか3ボルトくらいで十分。安価に小型化できるのでパソコン用のマイクなんかでは主流で、サウンドカードなどのマイク入力もだいたい電源供給つき。スマホやiPhoneのマイクも。コンデンサーマイクほどの性能はないけど、性能をそこそこ重視で作られているものと小型化して安価なのがある。

ということです。図で書くとこんな感じです。

mic-basis

ファントム電源(24-48ボルト)とエレクトレットコンデンサー型マイクの電源(1.5~ボルト)は別のものです。マイクによって必要な電源は違いますので、ご注意ください。

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