ノイズのお話(2)


チョコレート誰かにあげましたか?貰いましたか?私は今年も家族を含めゼロを更新中。清々しいほどのモテなさぶりです。まぁ、いまさら本命チョコ貰っても困っちゃいますけどね。

強がりはこのへんにして、いよいよノイズの話の対策編をまとめときましょ。ノイズのお話(1)の続きです。

マイクとミキサーを繋いでヘッドホンで音を聞いてみると、サーとか、ゴーとか、ブーンとか、いろんなノイズが聞こえます。これって、気になりますよね。いいマイク買ってもこのノイズは必ず出るもんです。こいつをいかに減らすかっていうことを考えます。

このいやなノイズ、発生源や原因ごとに、経路がいろいろあるんです。

1. マイクアンプ回路のノイズ

ひとつめは、マイクアンプのノイズ。ミキサーのアンプには性能的に限界があり、どうしようもないところがあります。「サーーー」という音だったらたぶんこれが原因です。この音を下げるには、「リミッター」を使ったり、「イコライザ」で高い音を下げるとすこし抑えられます。楽器じゃなくて声だけだったら、すこし下げても大丈夫。でも根本的には解決できません。いいミキサーといいマイクを買うしかないです。音の強弱を抑えるのに「コンプレッサー」を使うことがありますが、これを使うとやっぱりノイズが大きくなります。どうしようもありません。結局、でかい声でしかも安定した声量でマイクに近づいて話すしかないですね。

なお、コンデンサーマイクは出力レベルが高めなのでこのノイズは出にくいのですが、そのかわり感度がいいので別のノイズが気になるかもしれません。

2. 空気で伝わるノイズ

二つめは空気を伝わってくるノイズ音です。外でセミが鳴いたり、車が通る音、椅子のキーキー音、それからエアコンなんかの家電製品が出す音をマイクが拾います。日頃生活してても全く気にならないような音、マイクはちゃんと拾ってしまうんですね。

こういう音、コンデンサーマイクだとかなり鮮明に聞こえます。カーテンを閉めたり、場合によっては静かな部屋に移動する他ありません。壁に貼る吸音材なんかもありますけれど、いっぱい貼ろうとするとけっこういい値段するんですよ。放送局のスタジオなんかには、貼ってあるあれです。わりと手軽なのに、マイクをとり囲む吸音材もあります。だけど案外これは効果が出にくい。

モーター系の家電(エアコン、冷蔵庫)は低い音が出てますので、イコライザで低域を下げてみるのもいいでしょう。

それから、マイクを息で吹いてしまうようなら「ポップガード」が使えます。ボーカル用のダイナミックマイクならほとんどいらないと思いますが、コンデンサーマイクだと必要かもしれませんね。わりと安いので、試しやすいです。この話は、「ポップブロッカーの効果を確かめよう」をよんでいただくと違いが分かります。

3. マイクスタンドの振動ノイズ

micstand2三つめは、意外に気がつかないのですが、マイクスタンドを置いている床や机の振動です。机に耳をくっつけて聞いてみましょう。パソコンが近くにあるとファンの音なんかが聞こえませんか?おもちゃの聴診器を使えばよく聞こえます。床からは、足を動かした時のすれる音や椅子の音、下の階のテレビの音なんかも聞こえるはず。

こういった音がマイクスタンドを伝わってマイクを振動させ、それを拾ってしまうのです。マイクスタンドの下に厚手の布を敷いたり、畳の部屋を使ったり、置き場所を工夫するだけでもけっこう変化が感じられますよ。

マイクをゴムで浮かしてしまう「サスペンションホルダ」はこの振動を防ぐためのものです。コンデンサーマイクでは必須でしょう。マイクコードも振動を拾いますよ。ケーブルとりまわしには気をつけます。

手持ちマイクの場合も、マイクと手がすれると音が出ます。マイクスタンドで使うのが一番です。

4. デジタル機器のノイズ

wireless四つめはデジタル機器や電源のノイズです。電源のノイズは、ハムノイズといいますが、ぶーーーんという音。ACアダプターや電源コードからマイクやマイクケーブル、ミキサーを遠ざけましょう。

それから、パソコン、携帯電話、ルーター、ハブなんかからもノイズが出ます。チリチリチリとか、ピョーーとかって音がしたらデジタル系のノイズです。いろんなものを遠ざけてみましょう。USB接続タイプのミキサーなら、パソコンから来てるかもしれません。ノイズ対策のフェライトのついたUSBケーブルに変えてみましょう。

5. グランドループで発生するノイズ

五つめ。まだあるのか!五つめはグランドループからのるノイズです。って意味分からんですよね。

digital-noise-schたとえば、USBミキサーをパソコンと繋いでいるとしましょう。すると、USB ケーブルを介してグランド、つまり 0 ボルト の線がつながっています。それに加えて、ミキサーの入出力とパソコンの通常のサウンド入出力を繋いでみます。するとそっち側でもグランドが繋がる。グランドが2本繋がってつまりループになると、ノイズが増えちゃうんです。

これを防ぐのは難しいので、USB ミキサーはUSB以外パソコンと繋いじゃだめなんですね。同じようなことは、オーディオ機器同士でも起きることがあるので要注意です。

6. レベルが低すぎる時に気になるノイズ

vumeter最後のは一番シンプルなの。音のレベルが低すぎる場合です。レベルメーターを見ながら、大きな声で話した時に基準レベルを少しオーバーするあたりに合わせましょう。最大レベルから 10〜16dB くらい余裕があればいいと思います。レベルが低すぎると相対的にノイズが大きく聞こえます。この話は、「アナログとデジタルの基準レベルを合わせる」に詳しく書きました。

というわけで、マイクのノイズ対策をまとめてみました。どこから出ているどんな音のノイズなのか、見極めはなかなか難しいと思いますが、経験をつんでノイズのない、いい音の配信頑張ってくださいね。

何だかサウンドハウスさんの宣伝みたいになってるなー。

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